写真が消えるアプリ「SeeSaw」は、本当に写真が消えているのか?

SeeSaw(シーソー)

投稿した写真や動画が、最大8秒で消えるアプリ「SeeSaw」(シーソー)が話題になっています。

SeeSawはリクルートが公開したスマホ用アプリで、利用は無料。写真に文字をのせることもでき、やりとりはLINEのようにふき出しで表示されます。

同様のサービスは既にアメリカにもあり、2011年に公開されたスナップチャットではすでに、一日あたり3億5千万件の画像投稿があるそうです。(日経新聞より)

ネット上にアップした情報は半永久的に流通するというのが、今までの常識でした。SeeSawは情報が一瞬で消えるという新発想のアプリです。

しかし、ここで一つの疑問が…

送った写真は本当に消えているのか?

消えると思って送った写真が消えていなかったら恥ずかしすぎるので、SeeSawアプリの内容を検証してみました。

SeeSawの使い方・利用シーン

まずSeeSawのような、送った写真が一瞬で消えるアプリは、どのような使われ方をするのか考えてみましょう。

”一瞬で消える・友達同士・秘密のやりとり”というキーワードから推測すると、

・友達同士のおふざけ写真
・カップル同士のムフフな写真
・企業内での機密情報

など「写真が消える」という心理的な安心感から、Twitterやfacebook、ブログなどの他のサービスより、過激な投稿が予想されます。

「閲覧できない」≠「写真が消えた」

ここで注意したいのは、「閲覧できない」ことと「写真が消えた」こととはイコールではないということです。

アプリ上で写真がポンと消えても、それは閲覧ができなくなっただけで、実際にはデータ自体はSeeSawを運営しているリクルートのサーバーに残っている可能性があります。

SeeSawのヘルプと利用規約を確認してみた

アプリの技術的なことは知るよしがないので、SeeSawのヘルプと利用規約を確認してみました。

明記があるのはアプリから消えることだけ

Q.私が送信した写真・動画を見ることができるのは誰ですか?
私が送信した写真・動画を見ることができるのは誰ですか?

「一度閲覧した写真・動画はアプリから削除されますが、」
→アプリから削除されるだけで、写真や動画自体が消えるとは書いていない。

一度送信した写真は削除できない

Q.送信した写真は削除できますか?
送信した写真は削除できますか?

→ユーザーの意思では削除できないようです。

利用規約での二次利用への同意

利用規約(第5条)
ユーザー投稿についての利用規約

→ユーザーが投稿した画像や文章を、複製・公衆送信・頒布・貸与・改編・編集・映画化することに同意させられています。

複製!? 公衆送信!? 映画化!?
これらはデータを保存してないとできません。

写真は保存されているのでは?

問合わせ窓口やリクルートへのコネクションもないため本当のところはわかりませんが、

・閲覧できなくなるという言い回し
・アプリから消えるという言い回し
・二次利用への同意

以上の理由から、SeeSawで送った写真は消えているのではなく、閲覧ができなくなるだけで、運営側のサーバーには保存されていると考えられます。
(間違えていたら教えてください)

投稿した写真は本当に安全か?

SeeSawに限らず、Webサービスに保存したパスワードや写真は、運営側からまる見えだったりします。見えないように暗号化して保存することもできるので、どのように保存されているかは運営ポリシーによります。

また、情報の流出などで写真が世間に出回ることがないとも言い切れません。もちろん、そんなことが起これば企業イメージに大打撃なので、リクルートに関しては信頼したいところです。

気をつけたいのは、同じような写真が消えるアプリが他にも出てきた時です。

運営元は信頼できますか

こういう新発想のアプリは、すぐに2番手・3番手の模倣アプリが出てきます。そのアプリの運営元は信頼できますか?

もしかしたらあなたが投稿した恥ずかしい写真を見て、ニタニタと笑っている人がいるかもしれませんよ…

そもそも画面を保存するスクリーンショット機能を使えば、誰でも写真を残すことができます。ネットにアップした情報に絶対安全はありえない!ことを覚えておきましょう。